雑玩具新聞とは・・・

小学生の男子も女子も手をピカピカに洗って衛生的になった頃・・・「紙石けん」

 

 日本が、急激に変化を遂げていく時代。その一つとして当時小学生だった私が、持っていたのは「紙石鹸」であった。まわりの男子生徒も普段持っていて 不思議ではなかった時代だった。まだ、学校の水道蛇口に、固形石鹸をみかんを入れるプラスチック網が吊るしてあった時代である。それでも、少年少女のステ イタスは、良く手を洗うこと。

 女子生徒がいつも持っていたので、自分のがなくなるともらったりして、手を洗ったものだ。小さなビニールケースに入った、薄い板状の石鹸。 決して紙で出来ているわけでなかった。 少し泡立ちがよくないように思えた。丁寧に扱わないと、ポケットの中でビニールケースごと変形して粉々になってしまう。(あとで聞くと、製法としては普通 の固形石鹸を作り、薄くカンナで削るようにして作られているらしい。ということは普通の石鹸と同じ洗浄力があったということだ!)

日本人はキレイ好き(清潔文化のはじまり・はじまり・・・)


 こんなに手を洗うのが好きだった時は、小学生のある時期以外にはないというぐらいに、ピカピカに手を洗っていた。そんな思い出も「この商品が作られ ていればこそ」で、この商品ももう生産を終了してしまっている。本当に生産を終了してしまう"日本製の玩具"は多いし、これからも必ずやって来てしまう。
(2003 年頃に、紙せっけんが昔ながらの形で復活した。今でも作られているようで安心する。ただ、昔ほどブームにはならないのは、生活環境がより保健衛生が充実し てるからだろう。今置き換えるなら、アルコール噴霧かなと思えるほど状況が違っている・・・2012・6/18追記)

  このようなアイテムは、途上国のパーソナル衛生商品に使えないものかと思う。成分は固形石鹸なので、自然環境へ与えるのインパクトも低いと思うし価格が安い。そして一人ひとりの衛生教育の意識改革にも一役かってくれそうな気がする。